コントラバスの駒の状態をチェックしてみましょう。
コントラバスの駒には、
- 弦の振動を本体に伝える(駒の位置によって音色・響きもよくなる)
- 指板と弦の位置を調整して弾きやすくする(弦高をちょうどよくする、E,A,D,G線を指板にいい感じに収める)
という重要な役割があります。
弦を上に押し上げている箇所なので、ものすごい力がかかっていますが、なんといっても素材は木です。
だいぶ変形しますし、年数が経つと木の状態も変わってきます。(乾燥したりなんなり)
- 駒の足が浮いている
- 駒と胴体が垂直になっていない。駒がななめになっている
- 駒にひびが入っている
- 弦高が高すぎて抑えにくい
- 弦高が低すぎて、弓で弾いているときに、弦と指板がぶつかって、音がびびる
- G線が指板の外にはみ出ている箇所があり、ハイトーンが押さえられない
- 指板のカーブと弦のカーブがあっておらず、弦によって弦高が違う
こういう状態になっている場合は、駒の交換・調整をおすすめします。
しかし、コントラバスの駒の交換・調整は非常に高価です。
私もやってもらったことはないですが、万単位の金額になりますね。
ただ、長い目で見れば、弦が押さえやすくなる、音がよくなるという利点がありますので、気になる方はぜひやってもらいたいですね。