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2019年6月開催「いしかわコントラバスアカデミー」のレッスンメモ

「いしかわ青少年のためのコントラバスアカデミー」で聴講していたので、それでなるほど~と思った内容を書いておきますね!

楽器の構え方については、なんか違うんだけど、いつもどうやって教えたらいいから悩んでたんですよね……

楽器の構え方

  • 骨盤に楽器を当てる
  • おへそを楽器の駒に向ける
  • 足は軽く開く(開きすぎないように)
  • 両手を離しても楽器が支えられるか
  • すると右手と左手を自由に使えるようになる

弓の構え方

  • 握手する感じで弓を持つ
  • 指のアーチはあるか
  • 小指は寝かせず、少し立てる
  • 指は広げすぎない
  • 右手のひじは、伸ばしすぎず、曲げすぎず自然になっているか
  • 力を入れすぎず、腕の重さで弾く

左手の構え方

  • 指はつぶれていないか
  • 左手の空間を意識
  • ひじを後ろに引いて、腕の重さで抑える
    (指の力だけで押さえようとしない)
  • ひじが上がりすぎていないか

ちなみに、私が全部ちゃんとできているかというと、自信なしです!

ちなみに、自信なしポイント挙げると、

  • 両手を離しても楽器が支えられるか
  • 右手の小指は寝ていないか
  • 左手は指の力だけで押さえていないか
    (腕の重みを使って押さえる)
    (左手すぐ疲れる…)

練習するときの意識

弾き始める前に正しい構え方であるか、ゆっくり時間をかけて確認する。
同じ時間内で、違うフォームで5回弾くなら、正しいフォームで1回弾く方がいいですよね。

キラキラ星

正しい左手のフォームで弾いてみよう

開放弦を弾いているときに、左手のフォームが崩れていないか
開放弦を弾いているときに、左手を先に移動しておく
(Gの音を弾いているときに、Aをすぐに押さえられるように準備しておく)

先生方の印象に残っているセリフの中に、「音楽は時間芸術」ということばがありました。

開放弦を弾いているときに、左手も準備しておいて、時間を無駄にしない。
フレージングをきれいにするには、そういう心配りも必要ですね。
(私が常にできているかというと、そうではない…)

右手と体の重心

ダウンで弾き始めて弓先に行ったときに、自分はちょっと左手に倒れる
アップで弾き始めて弓元に行ったときに、自分はちょっと右側に倒れる

倒れるといっても、重心をかける程度で、動くのは2,3cmくらいだそうです。

私もちょっとやってみましたが、これを意識するだけで、弾きやすさが変わりましたね!
これは知らなかった。

物理的な話で、どこか一ヶ所だけに力がかかると、均一な音を出すのは難しいです。
手が動く方に力がかかるので、体はその逆に動かして力のバランスを保つと言ったらいいですかね。

アップは特に顕著ですよね。
意識せずに弾くと、だいたい手元の音量が上がってしまいます。

そのときに、手元の力を抜くと同時に体の重心も手と逆側におくと、さらに均一なロングトーンができます。

ダウンは反対で、弓先に行くと、そのまま弾くと音が抜けてしまいますよね。
体の重さをちょっと利用して弓先に重さをかけると、音が抜けにくくなります。

ハイトーンと重心

ハイトーンを弾くときに、ついつい上半身も一緒に着いて行きがちですが…
ハイトーンで右手が下に行くなら、上半身は上に行った方が全体のバランスは取れるそうです。
(私はそもそもハイトーンがあまり上手に弾けないので、このアドバイスを取り入れられるのはいつになるやら…)

弓のコントロール力を上げる練習

  • ダウンでクレッシェンド
  • アップでデクレッシェンド
  • ダウンで3拍、アップで1拍(音量の差が出ないように)

足首とひざ

コントラバスを弾くときに足首とひざも柔らかくしておいた方がいいそうです。
意外と使うのか!

重力と力のかけたい方向

コントラバス以外の弦楽器は、重力と力のかけたい方向が同じですね。
コントラバスは、楽器が大きいのでそうは行きません。
そこも意識が必要ですね。

また来年もよろしくお願いします!