中学校、高校にあるコントラバスには、価格・状態がさまざまなものがあります。
そもそもこの楽器は弾けるものなのか?調整、修理が必要なのか?のチェックリストをまとめました。
(私が今までに出会った状態の中からピックアップしました)
学校の先生も結構、頭を悩ませるポイントだと思います。
(悩んでくれる先生めっちゃ優しいっす)
致命的、かつ、修理が大変
- 板が割れている
- 板と板の間にすきまがある
- 魂柱が倒れている
- ネックが折れている(これはもはや弾けない)
この状態になっていると、楽器はちゃんと響かないし、修理にも費用がかかると思います。
魂柱については、以下の記事を読んでみてください↓
コントラバスの魂柱の状態をチェック
致命的だけど、すぐ修理できる
- チューニングするためのペグが回らない
- エンドピンがない
- エンドピンのゴムがない
エンドピンについては以下の記事を読んでみてください↓
エンドピンのゴム無くなってない?
弾きにくいので調整してほしい
- 弦高が高すぎる、低すぎる
- 弦と弦の間の距離、弦同士の角度がベストでない
- 弦が古すぎる
- ある特定の音だけ極端に弾きづらい(ウルフトーン)
こちらは、弦の状態・駒の状態が大きく関わってきます。
以下の記事も読んでみてください↓
コントラバスの弦の状態チェック
コントラバスの駒の状態チェック
ウルフトーンについてご存知ですか?
弓の状態も見てほしい
- そりがない
- 毛が古い、または少ない
弓の状態については、以下の記事も読んでみてください↓
コントラバスの弓の状態
弓の毛の状態
まとめ
中学校、高校では、費用面での制限がかなりあります。
正直、コントラバスにお金をかけるくらいなら、他のもっと目立つ楽器に修理代、購入代を回そうという人の気持ちも十分に分かります。
ですので、状態がちゃんとしていないコントラバスを弾かせるくらいなら、他の楽器をやらせてあげるのも、一つの選択肢だと思います。
ただ、本人がどうしてもコントラバスを弾きたいと言ってくるのであれば、弾かせてあげてもいいと思います。
とりあえず、致命的なポイントがクリアできていれば、弾かせても問題ないとは思います。
他の楽器でも、状態が悪いまま使っている人はたくさんいますので。
おとなしい生徒もたくさんいますので、楽器の状態について、先生が確認してあげる、または、困っていることがないか聞いてあげる、まずはそこからしてほしいかなと思います。
(中学校時代の私の経験則による)
または、先生がなかなかコントラバスを相手にしてくれない場合は、自ら楽器の状態についてアピールして、なんらかの解決策を見出すしかないですね。