この記事では、コントラバスの基礎練習のメニューを紹介したいと思います。
いざ、基礎練習をしようと思っても、何から始めたらいいか、どういうメニューを続けたらいいか分からないという方の参考になれば幸いです。
基礎練習の時間の目安は、10分から、長くても30分くらいがいいと思います。
メニュー一覧
- ロングトーン
- 移弦
- (指を鍛える練習)
- スケール(音階練習)
- (簡単な曲)
かっこで書いてあるメニューは時間と余裕があればやってみましょう。
続いて、各メニューについて詳細に説明します。
ロングトーン
ロングトーンは基礎練習の基本中の基本ですね。
まずは右手の調子を整えて、楽器もゆっくり鳴らしてあげましょう。
毎日やっていると、その日の自分や楽器の調子もわかるようになりますよ。
以下の記事を読んで弾いてみてください↓
移弦
ロングトーンの練習で1つの弦を鳴らす練習をしたら、続いては移弦で複数の弦を弾きます。
スケールや曲などでは、弦の移動が頻繁にあるので、そのときに音がなめらかにつながるように右手の練習をします。
移弦の練習の詳細については、以下の記事を読んでみてください↓
指を鍛える練習
この練習は左手の中指と小指を使えるようにする練習です。
この練習は余裕のあるときや、正しい左手のフォームを習得したいときにやるといいですよ。
スケール(音階練習)
コントラバスを弾き慣れないうちは、スケールはかなり難しいと思います。まずはB♭durから始めてみましょう。
指が難しくて、まだ覚えられていないときは、4拍弾いて4拍休む。休みの間にゆっくり次のポジションを押さえる。という練習でもOKです。
指を覚えたら、音程やスムーズに音がつながっているかということにも気を配って練習してみましょう。
音の長さも2拍ずつ、8分音符などいろんなパターンで弾いてみてください。
吹奏楽でよく使うB♭dur、E♭dur、F durは毎日弾いて、今週はその3つに加えてG durを弾くなどと決めて練習してもいいですね。
以下のページに全調スケールをまとめてあるので、ぜひマスターしてください↓
スケールを上手に弾けるようになると、必ず曲にも生きてきます!
左手の正しいフォームをマスターしていないときは、最初は全部人差し指で押さえても構いません。
人差し指で慣れてきたら、ぜひ中指、小指も使って弾いてみてください。
新しいスケールを覚えるときは、なかなか覚えられなくてストレスが溜まると思います。今週はこの調を覚える!などと目標を決めてやるといいかもしれませんね。
簡単な曲
基礎練習の締めに、余裕があれば簡単な曲も弾いてみましょう。
毎日弾いていると、だんだん弾けるようになって楽しくなってきますよ。
ぜひ、以下のページから好きな楽譜をダウンロードして弾いてみてください↓
パートでの基礎練習
コントラバスパートが複数人いる場合は、個人の基礎練習のあとに、ぜひパートでの基礎練習もやってみましょう!
お互いにいい点や注意点を見つけ合ってフォームを修正したり、音色や音程を近づけて耳を鍛える練習にもなりますよ。
- ロングトーン
- スケール練習
- 簡単なアンサンブル曲
ロングトーン
まずは、全員でロングトーンをしましょう。音色が合わさって心地よく聞こえるように弾いてみてください。
その後、交代で続けてロングトーンをします。
Aさんが4拍弾いたら、Bさんが休みを入れずに4拍弾きます。
そのときにつながって聞こえるように気をつけてください。
AさんはBさんに音を渡す。BさんはAさんから音をもらう。というイメージでやるとうまくつながります。
スケール
全員でスケールを弾いてみましょう。自分ひとりでやっていると音程のずれなどに気づけないことが多いので、いい機会になると思います。
2拍ずつなど、少々長めの拍でやるといいと思います。
簡単なアンサンブル曲
パート内での息をそろえるために、ぜひ簡単なアンサンブル曲を弾いてみてください。
弓の動きや、ブレス、相手の音をよく聴いて、いいアンサンブルができるように弾いてみてください。
簡単なアンサンブル曲は以下のページからダウンロードしてみてください↓
まとめ
毎日やる基礎練習なので、たまには一ヶ月前の自分を振り返ってみて、こんなに弾けるようになったのかと褒めてあげてください。
ちなみに、基礎練習って退屈だよなぁ…と思う人も多いと思いますが、部活だと半ば強制的に時間が作られるので、練習するなら今のうち!です。
大人になると、自分で決めて時間を作って練習しないといけないので、今の期間を使って、どんどん力をつけてみてください。
ある程度弾けるようになっておくと、大人になってブランクがあっても、すぐに弾けたりするのでおすすめです。
毎日、やる気に満ち溢れて練習するのは正直無理だと思うので、やる気がない日でも最低限するメニューと、やる気がある日にはこのメニューをプラスするというのもいいと思います。
だらだら時間だけ稼いでも疲れるだけなので、量より質を意識して、一つのメニューごとに丁寧に練習してみてください。
うまくいかないなぁというときは、一旦楽器を置いて座ったり、ストレッチしたり、深呼吸するのもおすすめです。