だんだん難しいスケールや曲を弾くようになると、上下に大きく移動することが増えますよね。
そんなときに、フィンガリングのせいで音がぶちっと切れてしまっていませんか?
今回はコントラバスのなめらかなフィンガリングのコツをご紹介します。
今回はE♭durのスケールを例に説明したいと思います。
E♭durのスケールで難しいのは、B♭からCに移動するときですよね。指は4→1となります。
このときに、意識するポイントです。
1. 力を抜いて、弦を沿うように指を移動させる
大きく移動するからといって、指板から指を離してしまうと、移動距離が伸びてしまいます。離さないのですが、別に力を入れておけという訳ではなく、力を抜いて弦を沿うように指を移動させてください。
2.肘・腕から移動させる
急いで指から移動させようとしがちですが、まずは肘・腕といった大きなパーツから移動させて、そのあとに指がついてくるように意識してみてください。
いい例の動画
悪い例の動画
ちなみに、E♭durの下りはどうでしょうか?
C→B♭の移動で、指は1→4となります。
実はこちらの方が、重力にも逆らうので難しいです。意識することは、スケールの上りのときと同じです。
まずは、右手はなにもしないで、左手だけゆっくり練習してみてください。コントラバスがない状態でも、自分の右腕を使ってイメージトレーニングすることもできます。
左手が慣れてきたら、右手もつけて練習してみてください。なめらかなフィンガリングが無意識にできるようになると、スケールも曲も美しく弾けるようになりますよ。