この記事では、コントラバスの左手の押さえ方、フォームを紹介します。
このフォームをマスターするとスケール、曲が格段に弾きやすくなるので、ぜひ習得してください!
コントラバス初心者を苦しめるものといえば、やはり左手で弦を押さえることですよね。
正しいフォームでは、人差し指、中指、小指を使って弦を押さえます。
人差し指ですら苦労するのに、小指で押さえるなんて、一体何を考えているんだ…と思いますよね。
ただ、このフォームは意味があって、半音ずつ音程が取れるようになってるんですね。
最初は人差し指だけでいいですが、人差し指で慣れてきたら、正しい左手のフォームで弾けるように練習しましょう。
左手のフォームの写真
人差し指で押さえるとき(1番の指)
私は中指と小指が結構、指板から浮いてしまっていますが、本当はもっと指板の近くに指があるといいです。
そうすると次の音にスムーズに移動できます。
中指で押さえるとき(2番の指)
薬指はそえるだけです。
小指で押さえるとき(4番の指)
小指だけの力で押さえようとすると無理があるので、他の指の力も使って押さえます。
左手の親指の位置
ついつい他の指に気を取られがちですが、実は親指の位置がかなり重要です。
親指の位置を間違えると、手を痛めたりする原因になってしまいます。
親指の位置については、縦の位置、横の位置のどちらも重要になってきます。
縦の位置については、以下の『上達の基本 コントラバス』という本の立ち読みを参考にしてください↓
私も左手の親指の位置に3パターンあるのは知りませんでした…!!
指を速く回したいときは、写真26の構えをすることがあります。
この本が気になった場合は、ぜひ購入してみてください。先生に相談すれば、部費で買ってもらえるかもしれないですね。
親指の横の位置については、写真を取りそびれてしまったのですが、基本的にはネックの真ん中になります。
ただ、E線など低い弦になればなるほど、親指は外側に動かしてください。
手首の角度
手首の角度も重要です。極力、自然な手首の角度にしないと手に負担がかかって手首を痛めてしまいます。
自然な手首の角度
不自然な手首の角度
左手が疲れないポイント
どうしても指の力で押さえようとしてしまいますが、腕全体の重さもプラスして押さえるようにすると、楽に押さえられます。
イメージとしては、楽器を少し後ろに倒して、指板の上に手を置くイメージです。腕を少し後ろに引くイメージです。
まとめ
コントラバスの左手のフォームで弾けるようになるのは、かなり大変です。
まずは一ヶ月かかると思って取り組んでください。
一日3分から始めて、慣れてきたら一日5分、10分と練習時間を長くしてみましょう。
正しい左手のフォームを取得すると、スケールと曲が格段に弾きやすくなって、コントラバスがさらに楽しくなりますよ。