コントラバスの、全調スケール(音階)の押さえる位置(ポジション)と運指(フィンガリング)を載せておきます。
全部で12種類のスケールがあるので、ぜひマスターしてみてください!
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ポジションの見方
この図を参考にポジションを書いておきます。
E1なら、E線の1番目。D0ならD線の開放弦になります。
指番号の見方
1・・・人差し指
2・・・中指
4・・・小指
まずは、左手のフォームの記事を確認してみてください。
スケール一覧(よく使う)
B♭dur(べードア)
吹奏楽では基本のB♭durですね。
E♭dur(エスドア)
吹奏楽ではよくやる調ですが、音域が高いのでコントラバス初心者にとっては大変難しい調です。
B♭からCの移動(シフティング)、最後のC→D→E♭の移動も難しいですね。
指番号4→1で動かすときのコツがあるのですが、それはまた別の記事で書きます。
F dur(エフドア)
こちらも吹奏楽の基礎練習でよく扱われる調です。E線から始まり、低い音域になっています。
低い音は、力任せに弾かず、優しく響かせるイメージで弾いてください。
2オクターブスケールだと、F durから練習を始めることが多いです。
わりと弾きやすいスケール
C dur(ツェードア)
フラットもシャープもついてないので、弾きやすいと思います。
ポイントは指番号は、4ではなく2から始めることですね。
1番目のフレットは使わないので、使わないところに指は置かず、効率のよいフィンガリングで弾きましょう。
G dur(ゲードア)
シャープが1つだけの調です。
最初のGだけE線なので、E線→A線の移弦がスムーズになるように気をつけてみてください。
D dur(デードア)
A dur(アードア)
フラットが多くて弾きづらいスケール
E線、A線、D線のそれぞれの4フレットってすごく弾きづらいですよね。私も苦手です。
あと上りのスケールだと、4の指で押さえて、次は1の指で押さえて、かつ移弦も同時にするという難易度の高いスケールになっています。
ぜひ、A♭→B♭、D♭→E♭、G♭→A♭の箇所を重点的に練習してみてください。
A♭dur(アスドア)
弾きづらいといっているわりには、吹奏楽ではよく出てくるスケールですね。
マーチなどでもよく登場します。下のA♭をきれいに出すのが難しいですよね。
D♭dur (デスドア)
G♭dur(ゲスドア)
シャープの多いスケール
この2つの調は曲でも滅多に出てきませんけど、全調スケールをマスターしたい方は弾いてみてください。
私も高校生のときは、結構スケール練習をしていたので弾けましたが、今ではちょっと自信がありません…
E dur(エードア)
B(H) dur(ハードア)
まとめ
上りのスケールしか書いてありませんが、下りも同じ運指で下ってくださいね。
スケールとなると、左手にばかり注目してしまいますが、右手の移弦も重要になってきますので、ぜひ気をつけてみてください。
スケールのパターンですが、
- 4拍弾く→2拍休みで各音を確認しながら弾く
- 4拍ずつ弾く
- 2拍ずつ弾く
- 1拍ずつ弾く
いろいろ試しながら練習してみてください。
だいたいみなさんダウンから始めると思いますが、アップから始めてみて、移弦の練習をするのも新鮮ですよ。
曲をもらったら、その曲のスケールを練習してみるのもいいですね。(ただ、長調ではなく短調の可能性もあり…)
弾きやすい調から練習してみてください。
ちなみにだいぶ弾けるようになった人は、2オクターブスケールにも取り組んでみてください。
おすすめの調は、
F、G、A、B♭、C
です。
ここまで弾けると、曲の幅もだいぶ広がりますね。
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